*お知らせ*

次回作のproofが出来ました。

まだ他にも色々準備があるので、
発表・発売予定は2016年 7月になりました。
よろしくお願いします。




facebookページは一時利用停止しています。
15日後に復旧しますのでよろしくお願いします。


次回作発表まで 作品性を表すような更新は停止しています。

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修理士が存在しない天文時計、この時計が指し示す運命を誰も読み解けないまま、時は在り続けた。



-------計算された仕掛けと選ばれた部品達-------


光音は死んだ真希の魂が知りたくて片思いの羽根に近づき、羽根は生死の境に行ってしまった恋人を繋ぎとめるドナーとして、逃げる光音の手を掴んだ。

魂、愛、神へと抱いた想いは重ならない平行現象のようで・・・・・・






「走れる靴と、走れない靴

私たちは愛の裏で動いていた」







<試し読み>

(試し読み版の公開期間は終了しました)

* これは完全版ではありません。
販売する際には加筆・修正・変更などがあります。

お試し版以降の話は洗礼後に執筆しました。お試し版となってる白夜は2012年に
書いたものです。それから3年、更なる昇華を目指していきました。
それでも白夜までの感覚を残したまま出版したいと思いますが、発売まで微調整は
入るかと思います。


発売予定2016年春


ハーフや色盲という記載については検討中です。



*facebook版予告

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ブログでは去年から次回作はpangaea dollのマンデルブローのような
作品を作ると言っていて、pangaeaを読んでくれた人には
分かると思いますが、洪水のシーンもありましたし

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にも書いていたように、元々架空の震災と津波の設定でした。
時代設定も2020年なので、2011年のあの日の出来事を
登場人物達も遠くの土地で見ているだろうと 設定を変えることをやめて震災の描写やヘッセの一文を削除して、そのまま過去の流れとして残すことにしました。

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批評: 善の行方












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図1
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図2*批評で扱ったアリスと赤のクイーンの出会い。偶然なのかテニエルの挿絵は後ろのキングやナイトの箇所に丁度木が生えている。
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図3*図で表すとこんな感じです。
批評の「エトワール」に登場した鏡の国のアリスのチェスの説明を私の解釈も混ぜて簡単にします。


◎人は気がついたら、夢の中で順応している。その始まりはいつからだったのか。このように、いつ夢の中に入ったのかは分からないことが多い。図3のこのチェスの駒の少なさに注目すると、アリスの夢の目覚めは既に、ゲームの終盤戦であることが分かる。チェスは駒数が少なくなると、ドラマが生まれやすいと思う。何故ならよりチェックメイトに向けて、より自分の駒が攻めるだけではなく、一回の選択次第で、お互い勝ちの無い引き分け戦なのかどうかの瀬戸際になるからである。そして、これだけ少ないのに限らず、アリスの白のポーンだけ一回も動いていなかったことが分かる。正しくこれが、夢の中の目覚めである。アリスがこれから自分で動かなければならない。



◎何故、赤のクイーンはアリスに親切にルールを教えられたのか。


図4を見てもらうと分かるように、実はクイーンはアリスを取ることが出来る。けれどもクイーンは
アリスを取らなかった。何故なのか、それはアリスを取ると図5のように、白のクイーンに取られるからだ。




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図4 クイーンがアリスを取った場合
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図5 赤のクイーンは白のクイーンに狙われる
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図6
そして、赤のクイーンとアリスは図6のように移動する。




ポーンは最初は2マス進めるのだが、その後は1マスずつしか前進出来ない。最初1マスでも良い。けれども何故、アリスは2マスだったのか。ここにも理由があって、批評では出していないが、アリスはこの後、眠っている赤のキングと出会う。もし、万が一、図7のようにアリスが一マスしか進んでいなかったら、赤のキングは眠らずにアリスを取ることになっている。

眠っているキングが見られるのは、アリスが2つ進み赤のキングと並んだ際にもキングは隣にある相手の駒を取ることが出来るのだが、もしも図9のようにキングがアリスを取って移動してしまった場合、図10のように白のナイトに取られる(メイト)されるからである。





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図7 アリスが一マスしか進まなかった場合
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図8:眠っている赤のキング
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図9 
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図10 赤のキングが眠らずにアリスを取った場合は白のナイトにチェックメイトされる。
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図11
このように、鏡の国のアリスの物語は図11になる。これはまだまだ前半ですので気になる方は
原作のほうを読んでみて下さい。



そして、お気づきの方もいるかもしれませんが、このゲームは白のポーンのアリスにとって有利なゲームになっている。一歩間違えれば、アリスはすぐに取られてしまうが白のナイトのようにチェスのルールに則って守られている。この後、アリスは突き進むにつれてプロモーションによってクイーンになる。地味な動きしか出来ないポーンの面白いところである。


今回の批評はこのポーンの一手、「夢の始まり」を将来の夢や目標に向かエトワールを目指す少年少女に例えている。勿論この終盤戦の一歩間違えれば勝利のないドローゲームというのも兼ねている。元々、その勝利(達成)は存在しているのか否か。人生だと誰も答えてはくれない。何を思ってエトワールを選んだのか、始まりは夢の始まりのように大して重要ではなく、肝心なのはどう駒を進めるかである。その意識の目覚めを、私はヘーゲル現象学の「理性とは物の世界の全てに行き渡っている意識の確信」とも照らし合わせている。





批評→エトワールはここから。 (Click!)